2015/07/31

Xperia Z4 Tablet タッチ&トライミーティングに参加しました

※このブログは Xperia アンバサダープログラムに参加しています。


7ガツの Xperi アンバサダーミーティングは「Xperia Z4 Tablet タッチ&トライミーティング」でした。運良く当選したのでレポートしていきたいと思います。

【イベント概要】
■タイトル :【7月31日(金)開催】「Xperia Z4 Tablet タッチ&トライ」アンバサダーミーティング
■日時:2015年7月31日(金)19:15~21:30(18:45開場、受付開始)

■会場:品川シーズンテラスカンファレンス
■会場住所:東京港区港南1丁目2番70 品川シーズンテラス3階
■地図(URL):http://sst-c.com/access/index.html

■参加費用:無料
■募集定員:50名

会場は前回の「Xperia Z4 タッチ&トライ」と同じ品川でした。SONY 本社もある本拠地ですね。品川駅を降りると港南口に向かう通路には Xperia の広告が!すごい!!


会場に入ると綺麗なお姉さん方がレッドブルを配っていました(笑)


Xperia 飯はケンタッキーフライドチキン!結構な量だったので女性の参加メンバーは早くもお腹いっぱいに!


見慣れない色のレッドブルは、SUMMER EDTION という新商品のようです。なんと数量限定だそうです。レッドブルとケンタッキーでパワーを貰いました(笑)


さて参加者にはモニター用の Xperia Z4 Tablet が既に手渡されています。カラーはブラック or ホワイト、キャリアは docomo か au です。私は docomo 版 Xperia Z4 Tablet SO-05G ブラック をお借りすることが出来ました。Premium 4G な SIM も入っているので、外出先でもそのまま使えます。太っ腹!場所によっては自宅の無線 LAN より速かったりするかもしれません。SONY 様、NTT docomo 様、ありがとうございます!

Bluetooth キーボードの BKB50 も一緒にお借りしました。本体とは NFC で簡単に接続でき、デザインも Z4 Tablet にピッタリ。持参してきた Sony Tablet P と一緒に記念撮影してみました。


SmartWatch 3 もお借りすることが出来ました!が、こちらは前回と同じ機種、同じ色だったので、できれば違う色とか、違うアクセサリーとかもお借りしたかったです。でも使わせていただきます。ありがとうございます!



詳細なイベントレポートはまた後日に。一ヶ月のモニター期間中、よろしくお願いいたします。


2015/07/23

海外で Xperia Z3 の Lollipop アップデートが始まる

Phandroid によると、グローバル向けの Xperia Z2 と Z3 で、Android 5.1 Lollipop の配信が始まったようです。

Sony Xperia Z2 and Z3 family get Android 5.1 Lollipop today

カスタマイズ機能やカメラ性能が向上している他、ビジネス向け SNS である LinkedIn の連携機能が追加されているようです。

これらの端末は日本国内でもアップデートが予定されていますが、海外よりも数週間から数ヶ月遅れて配信されるものと思われます。

2015/07/17

Xperia Z4 をモニターしてみた感想。Z2 以前のユーザーは積極的に乗り換えを!

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6月12日に Xperia Z4 SO-03G をお借りしてから約1ヶ月間、メイン端末として使用してきました。通話と LINE 以外のほとんどを Z4 でやっていました。

昨日の記事をポストしたあとモニター機は返却してしまったのでもう手元にはありません。1ヶ月間を振り返りながら感想を書いてみたいと思います。これから Z4 の購入を検討している方にも参考になりますように。


デザインが良くなった。特に本体側面がスッキリ

元々 Xperia のデザインは良かったと思いますが、Z4 は更に良くなっています。中でも、
  • microUSB 端子が防水仕様になり蓋がなくなりました。場所も本体下部に移動しています。
  • nanoSIM と microSD カードのトレーが一体化しました。蓋も小さくなりました。
  • マグネット充電端子がなくなりました。
  • ストラップホールが本体下部に移動しました。

これらのデザイン上の変更により、本体側面がスッキリしました。右側はスイッチ類だけ、左側は何もありません。端子やスロット類の変更は外観だけでなく内部構造にも影響があったと思いますが、デザインチームの英断は素晴らしかったと思います。

一点だけ、マグネット充電端子が無くなったことには不満を持っている方もいらっしゃるかもしれません。確かにケーブルをささなくても置くだけで充電できたら便利ですね。新しいクレードルは microUSB 端子が生えているタイプになり、以前のように置くだけで簡単に充電できるタイプからは比べれば少し不便かもしれません。

他社のスマートフォンでも採用されている非接触充電の Qi に対応していればマグネット充電端子はもう不要になると思います。使い勝手もマグネットタイプより格段に良くなると思います。ただ、非接触充電はコイルを内蔵する分本体が厚くなったり、充電中は熱を持ったりします。デザインとのバランスが更に難しくなりそうですが、今後のフラッグシップモデルでは対応してくるのではないかと期待しています。


Android 5.0 Lollipop にスムーズに移行

Xperia Z4 は最初から Android 5.0 Lollipop を搭載しています。国内で販売されている Xperia シリーズにも順次アップデートが適用される予定ですが、現時点では Z4 と A4 が一番早い対応になります。


Lollipop はマテリアルデザインという新しい手法を取り入れて、デザインをシンプルに見せつつ、ユーザーには直感的に操作しやすい UX を提供します。質感に乏しいフラットデザインに比べ、透過処理、陰影、重ね合わせを多用して、パーツごとの奥行きや前後関係を強調しているのが特徴です。

また、Dalvik に代わり ART という新しい Java ランタイムが使用されるようになり、アプリケーションをより高速に動作させることができます。64ビットカーネルに対応しているのも新しい点です。

Android 4.4 KitKat がそれ以前の Jelly Bean からそれほど変わっていなかった事を考えると、Lollipop での変更内容は多岐にわたります。しかし、これまでの Xperia のデザインや使用感からそれほど違和感なく Lollipop に対応してきたのには驚かされました。標準アプリも、Z4 の発売前後に次々とマテリアルデザインに対応してきました。

ソニーモバイルは以前から Xperia 向けに AOSP 版の Android 5.0 を提供したりして Lollipop への対応を進めてきました。ここに来てその成果が出たのではないでしょうか。素晴らしい!


避けて通れない発熱問題とパフォーマンス低下

以前のエントリでも触れましたが、Xperia Z4 は最新の Snapdragon 810 を搭載しているにもかかわらず、ベンチマークスコアがあまり奮いません。そして高い負荷をかけ続けていると、本体背面の一部がかなり高温になります。この時、恐らく冷却のためだと思いますが、SoC の動作周波数が下がり、全体的に動作が遅くなってしまいます。普通のスクロールがカクカクしてタッチ操作についてこなかったり、アプリの切り替えに非常に時間がかかってしまうことがありました。


Z4 の設定を色々弄っていて気がついたのですが、開発者オプションの GPU レンダリング(2D描画に GPU を常に使用する)を有効にすると、このカクカクが酷くなるのです。ちょっと下の表を見てみてください。

AnTuTu ベンチマークスコアXperia Z3Xperia Z4 (32bit)Xperia Z4 (64bit)
マルチタスク665747433983
Dalvik224223313791
整数演算313944533452
浮動小数点演算332726252654
シングルスレッド整数演算276716102394
シングルスレッド浮動小数点演算252914622201
2D グラフィックス164816691668
3D グラフィックス134021570615971
総合419774215345619

コア単体で見ると、Krait 400 2.5GHz -> Cortex-A57 2.0GHz と動作周波数が下がっているので、シングルスレッドの CPU スコアが下がっているのはある意味仕方がないと思います。その分 Cortex-A53 1.5GHz で補って欲しいのですが、残念ながらマルチタスクのスコアも下がっています。

Dalvik スコアは上がっていますね。恐らく Dalvik そのものを測定しているわけではなく、Java ランタイムの性能を測定していると思われますので、これは単純に ART の性能向上分と受け取っていいと思います。

GPU の項目も見てみてください。2D グラフィックスのスコアがほとんど同じです。Snapdragon 810 は GPU として Adreno 430 500MHz を内蔵しています。一方 Z3 に搭載されていた Snapdragon 801 は Adreno 330 578MHz です。Adreno 430 と 330 に着目してパフォーマンス測定をしている記事を見たことは無いのですが、GPU 単体の性能の向上分を動作周波数の低下で相殺してしまっているように見えます。Lollipop は KitKat に比べると透過や重ね合わせの処理が格段に増えているはずですが、GPU の性能がもっと上がってこないとちょっと厳しいかもしれません。

発熱問題は SoC 単体だけではなく、システム全体の熱設計や、バックグラウンドサービスなども含めた全体像で考察する必要があります。Photo Analyzer Service を停止すると改善するというブログ記事もありました。

Xperia Z4のバッテリー問題と発熱問題を斬る、結果熱は下がりバッテリーは明らかに長持ち、そしてもっさり解消という結果に (鈴の音情報局blog)

私個人はソフトウェアにおける付け焼き刃的な対応では、発熱問題とパフォーマンス低下を同時に解決するのは難しいのではないかと思っているのですが、今後、ソフトウェアアップデートで改善できる部分があれば、ぜひ積極的に取り組んで欲しいと思います。


Xperia Z2 以前のユーザーは積極的に乗り換えを!

Z3 と比較するとどうしてもパフォーマンスの低下が気になってしまいますが、Z2 以前のユーザーには文句なく乗り換えをお勧めします。ちなみに Xperia Z2 の AnTuTu ベンチマークスコアは約 34,000、Xperia A のスコアは約 20,000 でした。

オムニバランスデザインは Z3 で完成したと思っていましたが、Z4 で更に改善されて良くなりました。最新の Android 5.0 Lollipop もいち早く体験できます。

Z4 はキャリアアグリゲーションや Wi-Fi MIMO にも対応しており、通信速度の面でも大分高速化されています。Z2 以前のユーザーはその速度差を十分に実感できると思います。


最後に

楽しいタッチ&トライミーティングを企画・運営してくださったアジャイルメディア・ネットワーク様、Xperia Z4 のモニター機をお貸しいただきました、ソニーモバイルコミュニケーションズ様、NTT ドコモ様に感謝いたします。本当にありがとうございました。

そして最後に。 タッチ&トライミーティングで食べた「もうやんカレー」美味しかったです!今度 Xperia 持ってお店にうかがいたいと思います!





最後までお読みいただきありがとうございました。




2015/07/14

VMware のゲスト OS でフロッピーディスクドライブを削除する方法

VMware のゲスト OS で Windows 8.1 を使っているのですが、使いもしないのにフロッピーディスクドライブがあります。





仮想マシンの設定にはフロッピーディスクはありませんでした。なのでここから削除することはできません。


どうやら BIOS から無効にする必要があるようです。下記の VMware KB では仮想マシンの設定から BIOS に入る方法が紹介されていますが、最新バージョンの VMware Player ではその設定はないようなので手動で BIOS に入る必要があります。


Windows 仮想マシンでフロッピー デバイスを削除できない (2097189)

ゲスト OS を再起動すると一瞬だけ以下の様な画面になるので、F2 キーを連打します。



Main タブに Legacy Diskette A: というのがあるので、Disabled に変更します。


Exit タブの Exit Saving Changes で再起動します。


ゲスト OS が起動すると、フロッピーディスクドライブが消えているのが分かります。



ゲスト OS の種類が Windows 8 とかだったらフロッピーはもう要らないのでは?と思ってしまいますが。

2015/07/13

Android SDK でモバイルデータ通信を無効にする方法

技術系エントリです。Android SDK を使ってモバイルデータ通信を無効にするには、 ConnectivityManager を使用します。


    ConnectivityManager manager = (ConnectivityManager)
        context.getSystemService(CONNECTIVITY_SERVICE);

setMobileDataEnabled は private method なので、リフレクションを使って呼び出します。


    Method method = manager.getClass().getMethod("setMobileDataEnabled", new Class[] { Boolean.TYPE });
    method.setAccessible(true);
    method.invoke(manager, false);

モバイルデータ通信を無効になったかどうかは getMobileDataEnabled を使って調べますがこちらも private なのでリフレクションで。setAccessible は不要です。


    Method method = manager.getClass().getMethod("getMobileDataEnabled");
    boolean mobile = (Boolean) method.invoke(manager);

Manifest にパーミッションが必要なのでお忘れなく。


    <uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_NETWORK_STATE" />
    <uses-permission android:name="android.permission.CHANGE_NETWORK_STATE" />

2015/07/09

SmartWatch 3 でいつも NAVI を試してみた

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先日、株式市場ゼンリンデータコムより 「いつもNAVI for Android Wear β」 がリリースされました。実は 6月12日に開催された Xperia Z4 タッチ&トライミーティングでも同アプリが紹介されたものの、7月2日の正式リリースまでは公開禁止となっていました。


さっそくお借りしている SmartWatch 3 にもインストールして試してみます。いつも NAVI を起動するには SmartWatch 3 の画面をタップ。スクロールして「いつも NAVI」を選ぶだけです。


近くにあるコンビニ、カフェ、駅、ファーストフード、ファミレスなどから行き先を選ぶことができます。該当しない場合はフリーワードを選ぶと、音声入力で行き先を入力することができます。



 近くのコンビニまで行ってみましょうか。現在位置から近い順に並んでいるので本当に簡単です。ATM やトイレなどのマークが表示されているのも嬉しい機能です。


行き先を選ぶと、歩く方向と距離を示してくれます。GPS 等の位置情報や地磁気センサーをうまく使っているのだと思います。矢印の向きは結構正確でした。


他にも、レーダー探知機のようなレーダーナビと、


交差点ごと方向を示してくれるターンバイターンナビがあります。


ちょっと電池消費が気になりますが、ナビを手元で確認できるのはとても便利でした。ベータ版とはいえかなり完成度も高いです。これが無料アプリとはすごいですね。

SmartWatch 3 を返却しても Moto 360 に入れて使っていきたいと思います。

2015/07/08

SmartWatch 3 で新しいウォッチフェイスを試してみよう

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Xperia Z4 返却まであと2日。一緒にお借りしている SmartWatch 3 も返却まであと僅かです。


約1ヶ月のモニター期間で SmartWatch 3 も使い倒してみました。元々 Moto 360 と Apple Watch を交互に使っていたのですが、モニター期間中は SmartWatch 3 をメインに使うことにしました。



お借りした SmartWatch 3 はシリコン製バンドのもので、色はライムでした。発売当初とはバンドの形状が変わっていますね。真ん中が細く切り抜かれていて、全体的に軽くなっています。この時期どうしても汗が気になるのでこれはいいと思います。


SmartWatch 3 は液晶がきれいですね。発色がよく、解像度も高いので視認性が高いです。ちょっと厚みが気になりますが、他社のスマートウォッチも似たようなものです。


Smart Watch 3 の(というか Android Wear の)一番の魅力は、豊富なアプリとウォッチフェイスです。最近になってウォッチフェイスの種類が一段と増えてきたので、ご紹介してみたいと思います。

最初は SONY 純正のウォッチフェイス Sports です。シンプルですが必要な機能を抑えてあります。文字盤に目盛りが切ってありますが針はなくデジタル表記です。時刻に合わせて目盛り部分の色が変わるようになっています。


次は Google 純正の Google Fit です。Google Fit のアクティブ時間と連動して1日の運動量が分かるようになっています。


どんどん行きましょう。最近になってサードパーティ製のウォッチフェイスが充実してきました。これは Hello Kitty Watch Face です。


これは Moomins Watch Face です。


一番のお気に入りは Terminator Genisys Watch Face です。


Angry Birds もありますよ。


Apple Watch は Apple 純正のウォッチフェイスしか選べず、しかも種類がとても少ないです。皆さんも SmartWatch 3 ぴったりのウォッチフェイスを探してみてください。


実は LiveView とかも持っている。うわっ、私のスマートウォッチ多過ぎ…?

Android SDK で Wi-Fi テザリングを有効にする方法

技術系エントリです。Android SDK を使って Wi-Fi テザリングを有効にするには、 WifiManager を使用します。


    WifiManager manager = (WifiManager) context.getSystemService(WIFI_SERVICE);

setWifiApEnabled は private method なので、リフレクションを使って呼び出します。


    Method method = manager.getClass().getMethod("setWifiApEnabled", WifiConfiguration.class, boolean.class);
    method.setAccessible(true);
    method.invoke(manager, null, true);

Wi-Fi テザリングが有効になったかどうかは isWifiApEnabled を使って調べますがこちらも private なのでリフレクションで。setAccessible は不要かもしれません。


    Method method = manager.getClass().getMethod("isWifiApEnabled");
    method.setAccessible(true);
    boolean enabled = (Boolean) method.invoke(manager);

Manifest にパーミッションが必要なのでお忘れなく。


    <uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_WIFI_STATE" />
    <uses-permission android:name="android.permission.CHANGE_WIFI_STATE" />

2015/07/07

Xperia Z4 のベンチマーク。Snapdragon 810 の実力はいかに

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Xperia Z4 返却まであと3日。今日はベンチマークをしてみたいと思います。

Xperia Z4 は動作周波数の異なるコアを組み合わせた bit.LITTLE と呼ばれる技術を使って高速化と低消費電力化を両立しています。bit.LITTLE については以下の記事の説明がとてもわかりやすいと思います。

バッテリ駆動時間を延ばすARMの「big.LITTLE」技術 (PC Watch より)

Xperia Z3 は Snapdragon 801 を搭載し、2.5GHz クアッドコアでした。Z4 は Snapdragon 810 を搭載し、2.0GHz 4コアと 1.5GHz 4コアのオクタコアになっています。この SoC は 64bit 対応で、カーネルも 64bit になっていますが、搭載メモリは 3GB のまま増えていないのでちょっと心許無いです。

とにかくベンチマークしてみましょう。まずはお馴染み AnTuTu Benchmark から。

Xperia Z3Xperia Z4Xperia Z4 (64bit)Galaxy S6 edge(参考)
41,97745,61949,32266,175


Z3 の 41,977 に対して Z4 は 45,619 をマーク。64bit 対応の AnTuTu では 49,322 をマーク。約 17% ほどスコアが上がっています。しかし、Galaxy S6 edge は 66,175 だったのでちょっと見劣りしてしまいます。

次は 3DMark Ice Storm Unlimited を使ってみましょう。

Xperia Z3Xperia Z4
18,20523,304


こちらは Z3 の 18,205 に対して 25% up の 23,304 でした。確かに性能は向上していますがスゲー!と驚嘆するほどではありませんでした。残念。Galaxy S6 edge はベンチマークを取り忘れたので比較できませんでした。

ちなみにベンチマーク直後は内部温度が 60℃程度まで上昇します。オクタコアプロセッサから発生する熱をどう処理するか、やはり課題があるのかも知れません。


ちなみに Galaxy S6/S6 edge が搭載する SoC Exynos 7 は Cortex-A57 2.1GHz 4コアと Cortex-A53 1.5GHz 4コアのオクタコアで Xperia Z4 が搭載する Snapdragon 810 とほぼ同じ構成ですが、プロセスルールは 14nmです。一方 Snapdragon 810 は 20nm です。一般的に半導体プロセスの微細化が進めば消費電力が下がり、発熱も抑えられますから、発熱問題において 6nm の差は結構影響が大きいと思います。

製品SoC構成プロセスルール
Xperia Z4Snapdragon 810Cortex-A57 2.0GHz 4コア
Cortex-A53 1.5GHz 4コア
20nm
Galaxy S6/S6 edgeExynos 7Cortex-A57 2.1GHz 4コア
Cortex-A53 1.5GHz 4コア
14nm

Xperia Z4 を使っていると背面の一部が高温になることがありますし、加熱防止のためか意図的に動作を遅くしている様な印象を受けることがあります。一方 Galaxy S6/S6 edge も熱くなるのですが、本体外周の金属フレーム全体が熱くなるような印象を受けました。プロセッサだけでなく、システム全体の熱対策にも差があるのかも知れません。

巷では今後のアップデートでの改善を望む声も聞こえてきますが、プロセッサ自体の発熱に問題があったり、ハードウェア的な熱対策が充分でない場合には、ファームウェア・ソフトウェアレベルでの熱対策には限界があります。

せいぜい、熱くなる前に動作周波数を落としたり、一部コアを休止したりして冷却時間を稼ぐぐらいしかできないのでは無いでしょうか。ファンは搭載していないので風量のコントロールとか出来ませんしね。動作周波数を落とせば UI の動作が遅くなる等の弊害が出てきます。動作性能と発熱対策はトレードオフ関係にあるので、そのバランスを取ることが重要です。

ソニーモバイルには今後のアップデートに期待しています。

2015/07/06

root 不要でテザリング OK にする例のコマンド、SIM 入れ替え後は再設定が必要です

すまほん!! さんでこんな記事が上がっていました。

docomo の Android スマートフォンでは、テザリング時に APN が強制的に変更される仕様になっています。SP モード契約があれば問題ないのですが、SIM ロックを解除して他社の SIM を差しているとテザリング専用 APN に接続できないのでエラーになってしまいます。docomo の回線を借りている MVNO 各社の SIM も同様です。

このテザリングロックを解除する魔法のコマンドがあるのですが、これが SIM ロック解除時に無効になってしまった、という記事です。でも、私、似たような現象をよく経験しているんです。 au VoLTE SIM の検証をしていた時はしょっちゅうやっていました。


それではどのタイミングで例のコマンドが無効になるのか試してみたいと思います。

取り敢えず SIM ロック解除した Xperia Z3 があるので試してみましょう。最初、tether_dun_required は 1 になっています。

>adb shell settings get global tether_dun_required
1

0 に変えてみましょう。

>adb shell settings put global tether_dun_required 0
>adb shell settings get global tether_dun_required
0

0 に変わりました。試しに再起動してみましょうか。

>adb shell settings get global tether_dun_required
0

再起動後も 0 のままでした。おもむろに SIM を抜いてみます。自動的に再起動がかかりました。

>adb shell settings get global tether_dun_required
0

SIM を抜いたあとも 0 のままでした。MVNO で docomo 回線を利用している別の SIM を指してみましょう。

>adb shell settings get global tether_dun_required
0

まだ 0 です。次は au の VoLTE 対応 SIM でも指してみましょうか。

>adb shell settings get global tether_dun_required
1

あ!1 に変わりました。もう一度 0 に設定してみます。

>adb shell settings put global tether_dun_required 0
>adb shell settings get global tether_dun_required
0

docomo の SIM に戻してみます。

>adb shell settings get global tether_dun_required
1

また 1 に戻ってしまいました。

どうやら事業者間を跨ぐような SIM の抜き差しがあると設定がリセットされるようです。頻繁に SIM を入れ替える方や、海外で現地の SIM を調達する方は十分ご注意ください。

レイ・アウト社製 Xperia Z4 用ハイブリッドケースを購入しました

※このブログは Xperia アンバサダープログラムに参加しています。

Xperia Z4 返却まであと4日。今日はアクセサリーのご紹介です。

Xperia Z4 タッチ&トライへの参加が決まってすぐに、Z4 用のケースを購入しました。開発機をお借りするので大切に使いたいのと、借りてすぐに屋外や電車内でも使ってみたかったからです。

スマートフォンのケースは使われる素材ごとに特徴があり、シリコンや TPU のソフトケースは柔らかくスマートフォン全体をガードしてくれますが透明度が低かったり、ジーンズのポケットに入れておくと色移りしてしまうことがあります。ポリカーボネート等のハードケースは透明度が高く Xperia のようにデザインに拘ったスマートフォンには最適ですが、硬い素材なので縁まで覆うことが難しく、液晶画面の上下部分はむき出しになってしまうことが多いと思います。

私は両方の素材を組み合わせたハイブリッドケースをよく使っています。ハイブリッドケースの裏面はポリカーボネートなどの透明度の高い素材で出来ています。コーティングなどで硬度 2H 程度の硬さがあり、傷つきにくくなっています。本体の外周は TPU などの柔らかい素材で出来ていて、スマートフォン全体をしっかりガードしてくれます。

今回 Xperia Z4 にいち早く対応したレイ・アウト製のハイブリッドケースを購入してみました。


まずはポリカーボネート製の裏面から。透明度が大変高く、ガラスのような光沢があります。硬度 2H のハードコート塗装がされており、傷つきにくくなっています。実際に1ヶ月ほど使っていますが、傷はまだないですね。


ポリカーボネート部分の厚さは約 1mm 程度です。少し厚めの気もしますが、写真撮影の邪魔になるほどではありませんし、透明度が大変高いので厚さはほとんど気になりませんでした。


外周は少し厚めの TPU 素材で出来ています。厚さは 1.5~2mm 程度だと思います。少し硬いのでその分着脱するのに力が要ります。本体側面のボタン部分は繰り抜かれており、押しやすい工夫がされています。硬い TPU ケースだとボタンが押しにくいのでこれは高評価です。

TPU 部分も透明度が高い素材を使っているようです。Xperia Z4 は側面に金属パーツが使われていて綺麗な光沢があるのですが、ケースを付けても美しい光沢はそのままでした。


Xperia Z4 では USB 端子が本体下部に移動して、蓋のないキャップレス防水になりました。ストラップホールも側面から下部に移動しました。このケースも、USB 端子とストラップホール部分がくり抜かれています。USB 端子部分は少し大きめに繰り抜かれているので、細身の USB ケーブルじゃなくてもちゃんと接続できると思います。



ケースの重さは 18gです。同じレイ・アウト制で全部 TPU 素材で出来ている「ウルトラクリアソフトケース」が 25gあるので、ポリカーボネートの分だけ軽くなっているようです。

大切なスマートフォンを綺麗なまま使いたい方は是非どうぞ。Amazon で 1,300円程度でした。よろしければ下記リンクから購入していただくと、私にちょっとだけお小遣いがw



2015/07/05

Xperia Z4 のプレミアムおまかせオート「料理モード」を試してみた

※このブログは Xperia アンバサダープログラムに参加しています。

Xperia Z4 をお借りしていますが、返却まであと5日になりました。

Xperia シリーズのカメラアプリには「プレミアムおまかせオート」に対応しています。カメラを構えただけで、人物、夜景、逆光などの適切な撮影シーンを自動的に選んでくれ、後はシャッターを切るだけでいいのです。暗いシーンでは複数枚の写真を合成して、ノイズを抑えながら ISO12800 もの高感度を実現できるようになっています。

Xperia Z4 ではプレミアムおまかせオートが自動的に判別できるシーンに「料理」が追加されました。これまでもマニュアル撮影なら料理モードを選べたのですが、Z4 では自動的に料理モードを選択してくれるようになりました。


私は食べた料理を写真に残しておきたいので、この機能はかなり便利でした。Xperia Z4 をお借りしてからずっと料理の写真を撮りためてきたのでご紹介したいと思います。

バーガーキングのアボガドバーガーです。お肉はジューシーですが、アボガドがあっさりしているので何個でも食べられそうでした。朝日が差し込む中の撮影ですが、白飛びせずにうまく取れていると思います。


サイドメニューのフライドポテトもカリカリしててとても美味しかったです。

 
こちらはイカの姿焼きです。居酒屋の暗い照明で撮影したのですが、ちゃんと美味しそうに取れています。


こちらは唐揚げ定食です。ボリュームたっぷり。カリカリの衣が美味しかったです。


とろ~りチーズが美味しいオムライスです。


「祭り with Android」の Android Cafe でスペシャルメニューとしてでていた抹茶ラテです。


これまでの Xperia シリーズのプレミアムおまかせオートでは、色温度が低めになる傾向があり、料理の写真を撮ると青白く写ってしまうことが多かったと思います。料理を美味しく写そうとするとマニュアルモードを使わなければなりませんでした。

Z4 ではカメラを構えただけで一番綺麗に取れるようにシーン選択してくれるのでとても便利です。この機能、ソフトウェアでの制御なのではないかと思っています。もしそうなら、Z3 以前のカメラアプリでも対応できるのではないでしょうか?ぜひアップデートで対応してほしい機能です。