2015/08/31

SmartWatch 3 用の新しいウォッチフェイス

※このブログは Xperia アンバサダープログラムに参加しています。

今回 Xperia Z4 Tablet と一緒に SmartWatch 3 もお借りすることができました。実は私、以前はスマートフォンを積んで端末タワーなんてやっていた事もありましたが、今は卒業して端末チェーンしかやっていません。


上から、SmartWatch 3、Apple Watch、Withings Activite Pop、Moto 360 です。最近は Withings をしてることが多いですね。

ところで先日 Sony Mobile から新しいウォッチフェイスがリリースされましたので、ご紹介したいと思います。Google Play ストアで「Smartwatch 3用ウォッチフェイス」 として公開されています。


選択できるウォッチフェイスはクラシック、水彩画、Sony の 3つです。クラシックと水彩画は色々カスタマイズできて面白いです。


 SmartWatch 3 でウォッチフェイスを変更するには、画面を長押ししてスワイプとタップで変更します。カスタマイズできるウォッチフェイスの下には歯車のアイコンがでていて、これをタップすると SmartWatch 3 から直接カスタマイズできます。


クラシックはオーソドックスなアナログ時計です。日付、週数、歩数が表示されています。秒針が滑らかに動くのが気持ちいいです。


 カスタマイズできるのは、背景、スタイル、タイムマーカー、針、アクセント色、ウィジットの 6項目。


例えば背景をライト、スタイルをメタリック、アクセント色を赤にするとこんな感じになります。大分印象が変わりますね。


個人的に気に入っているのは水彩画です。


このウォッチフェイスも、背景、桁数、日付の 3項目をカスタマイズできます。背景は、庭、空、青いしぶき、ピンクのしぶきの 4つから選ぶことができます。


青いしぶきが一番好きですね。



普通の時計と違って、後からアプリやウォッチフェイスを追加できるのがスマートウォッチの面白いところです。スマートウォッチの元祖とも言える Sony SmartWatch シリーズには今後も新しい展開を期待しています。

2015/08/27

「それほど熱くならないオクタコア」は本当か!?

※このブログは Xperia アンバサダープログラムに参加しています。

Xperia Z4 Tablet は話題のオクタコア。Z4 ではその発熱とパフォーマンス低下が話題になりましたがタブレットなら大丈夫なはず。実はアンバサダーミーティングでも話題になっていました。

ベンチマークも期待できると思います。今日は Xperia Z4 Tablet SO-05G、Galaxy Tab S SCT21、Nexus 10 をベンチマークで比較してみたいと思います!

まずスペックのおさらい。動作周波数は Galaxy Tab S が 2.5GHz と一番高いですが、Z4 Tablet はオクタコアなのでマルチスレッド処理に差が出てきそうです。


Xperia Z4 TabletGalaxy Tab SNexus 10
CPU2GHz / 1.5GHz Octa Core
(Qualcomm Snapdragon 810)
2.5GHz Quad Core
(Qualcomm Snapdragon 801)
1.7GHz Dual Core
(Samsung Exynos 5250)
RAM3GB3GB2GB

まずはおなじみ Quadrant Standard Edition でテストしてみましょう。Z4 Tablet は 29,338 でした!!Galaxy Tab S より頭ひとつ抜けていますし、Nexus 10 と比べると 6倍ぐらいのスコアになりました。時代の流れを感じます。。。



Xperia Z4 TabletGalaxy Tab SNexus 10
Quadrant29,33824,1274,971

AnTuTu Benchmark でもテストしてみました。Z4 Tablet のスコアは 54,985 で Galaxy Tab S より 2割くらい上がっていますが、コア数の割に伸び悩んでいますね。ちょっと残念。



Xperia Z4 TabletGalaxy Tab SNexus 10
AuTuTu54,98541,59724,278

MikuMikuBench は異常終了して計測できなかったのでエラー報告しておきました。

次は 3DMark の Ice Storm Unlimited もやってみました。常時 50~60fps で安定していました。一番重くなったところでも 49fps 出ていたので全然問題なかったですね。スコアは 24,638!これは凄い。




Xperia Z4 TabletGalaxy Tab SNexus 10
3DMark
Ice Storm Unlimited
24,63816,2918,807


ちなみに気になる温度ですが、ベンチマークのように負荷の高い処理を行っていると、確かに熱くなります。docomo ロゴの上辺り、インカメラの裏側辺りが特に熱いのですが、タブレッドを横向きに持つ場合には手の触れない部分なので全然気になりませんでした。うまく放熱していると思います。

CPU-Z でモニターしていると、瞬間的に 70℃ぐらいまで上がることもあるのですがすぐ 50℃ぐらいに下がります。下の画面ショットは Ice Storm Unlimited が終わった後 2~3秒で取得したものです。


一番温度が高くなっているセンサーが tsens_tz_sensor8 の 57℃ですが、この後すぐに 49℃に下がるのでほぼ問題ないレベルだと思います。

という訳で「それほど熱くならないオクタコア」は本当でしたw

Xperia Z4 Tablet + BKB50 + Remote Desktop が快適すぎる

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Xperia Z4 Tablet と BKB50 を持ってスターバックス・コーヒーに来てドヤリングしています。


宗教上の理由とじっちゃんの遺言で MacBook は使えないので普段は Surface Pro 3 を持ち歩いていますが、簡単な作業なら Xperia Z4 Tablet + BKB50 でも十分です。通常のオフィスワークで使うようなアプリケーションは Google Play ストアに一通り揃っています。

Microsoft Word Microsoft Excel Microsoft PowerPoint

それでも足りない時は Microsoft Remote Desktop を使います。Remote Desktop は元々 Windows マシンから別の Windows マシンにネットワーク経由でログインして操作するためのアプリケーションでしたが、今は iPad や MacBook、Android タブレットからも利用できるようになり、とても便利になりました。
Microsoft Remote Desktop

これが Xperia Z4 Tablet + BKB50 と相性バツグンです。簡単な作業なら上記のような Android タブレット用アプリを使い、足りない場合だけ Remote Desktop を使えばいいのです。

まず、Remote Desktop を利用するために Windows PC 側の設定が必要になります。コントロールパネル → システム → リモートの設定と進んで、「このコンピューターへのリモート接続を許可する」を選択します。


ネットワークレベル認証は許可したほうがセキュリティレベルが高くなります。Android タブレット用 Remote Desktop アプリもネットワークレベル認証をサポートしているので安心です。必要に応じて、リモート接続できるユーザーを選択しておきます。管理者ユーザーは最初から許可され ているので、追加設定は不要です。

リモート接続したい Windows PC と Xperia Z4 Tablet が別々のネットワークに接続している場合は、ネットワーク間でポート番号 3389 の接続を許可する必要があります。ご自宅のルータの説明書などをお読みください。BUFFALO の AirStation の場合はこちらをご覧ください。


これで準備が出来ました。Xperia Z4 Tablet で Remote Desktop アプリをインストールして起動します。右上の+ボタンを押すとダイアログがでますので、接続したい Windows PC のホスト名や IP アドレスを入力して保存しておきます。


登録した PC がタイル上に並ぶのでタップします。ユーザー名とパスワードを入力するとログインできます。いつものメトロ UI です。タッチ操作で快適に使用できます。今回接続先は Surface Pro 3 なので元々タッチスクリーン対応ですが、そうでないデスクトップ PC に繋いでもタッチ操作できるようになります。BKB50 にはタッチパッドも付いているし、マウスが無くても全然困りません。


お馴染みデスクトップ UI も普通に使えます。Surface Pro 3 は 2160×1440ピクセルの超高解像度ディスプレイですが、Xperia Z4 Tablet はそれを上回る 2560×1600ピクセルです。お陰で画面が広々しています。


ちなみに、タッチスクリーンで長押しして離すと右クリックの代わりになります。BKB50 のタッチパッドは右クリックに対応しています。Ctrl+ESC が Windows キーの代わりで、メトロ UI やスタートメニューを出すことができます。

Android ←→ Windows 間でファイルをコピーするときは、Dropbox や AndSMB が便利です。

Dropbox AndSMB
皆さんも Xperia Z4 Tablet でお仕事してみませんか?



2015/08/01

Xperia Z4 Tablet タッチ&トライミーティングイベントレポート

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前回に引き続き、7月31日(金)に開催された Xperia Z4 Tablet タッチ&トライミーティングのレポートをしていきたいと思います。



Xperia Z4 Tablet の特徴は、世界最薄・最軽量、高画質ディスプレイ、キーボードの 3つです。はじめの 2つは他社も似たような戦略なので差別化が難しいですが、最後のキーボードには面白い戦略が見えてくるような気がします。この話は後ほど…。


先代 Z2 Tablet は 2014年の発売当時、世界最薄・最軽量でしたが、Z4 Tablet は更に軽量コンパクトを目指して開発されました。薄さは約6.4mm → 6.1mm になりました。しかもカメラレンズの出っ張りが無くなって完全にフラットになりました。



重さは約439g → 389g になりました。缶ジュース 1本 380g を目指して開発されたそうです。実際手にしてみるとかなり軽いです。背面がマット塗装になっているので持ちやすく、気軽に持ち歩けるタブレットというコンセプトにはピッタリです。


それでいてバッテリー容量も犠牲にしていません。バッテリー容量は Z2 Tablet と同じ 6,000mAh を確保、スタミナモードを改良し 17時間もの動画再生に耐える性能を持っています。実際に使ってみると、1日数時間の軽い使い方なら 1週間に 1度の充電でも間に合うほどです。


硬性を保ちながら本体を薄くし、さらに狭額縁を実現するために、コアフレームレス構造を採用しています。フレーム部分はディスプレイに邪魔されずに部品を詰め込むことができるタブレットにとって「美味しい」部分だそうですが、ここを横方向に約 10mm、縦方向に約 5mm 小さくすることが出来ました。


次は Xperia Z4 Tablet の 2つめの特徴、高画質ディスプレイです。ディスプレイは 2560 x 1600 WQXGA の LTPS 液晶ディスプレイを採用しています。解像度は人間の目で識別できる限界と言われている 300ppi です。おなじみトリルミナスディスプレイと X リアリティで高画質を実現しています。


実はディスプレイの改良はスタミナ性能にも貢献しています。スマートフォンよりもディスプレイが大きいタブレットでは、システム全体の消費電力のうち、約 65% をディスプレイが消費しています。つまり、ディスプレイの消費電力を下げることが出来れば、システム全体の消費電力を効率的に下げることができるのです。


Z4 Tablet では、画面描画を制御する IC を 6個 → 2個に減らし、約 40%の消費電力削減に成功しました。



IC 内に VRAM を内蔵しており、表示内容に変更が無いときは CPU からの描画命令が必要ない設計になっているそうです。表示内容に変更があるときだけ CPU が動作するのでアイドル時の消費電力を削減することができます。



ディスプレイの改良で嬉しいのが防水対応です。以前から防水防塵に対応していましたが、Z4 Tablet では濡れた手でそのまま操作することができます。誤作動も少なくとても便利です。スマートフォンの Xperia Z4 でも同じ機能がありましたが、お風呂で操作する機会が多い分、タブレットのほうが嬉しいかもしれません。


会場では霧吹きを使ってディスプレイを濡らし、そのまま操作するデモが披露されました。今まではディプレイが濡れているとタッチした反応が飛び飛びになったりしてまともに使えなかったのですが、Z4/Z4 Tablet は普通に操作することができます。この「普通」っていうところが実は凄いことなんです。



Z4 Tablet 最後の特徴は専用開発されたキーボード BKB50 です。Z4 Tablet と組み合わせてノート PC のような使用感を目指して開発されました。専用設計なのでデザインや接続方法もピッタリ。背面にある NFC チップ部分をかざすだけでペアリングも可能です。



テンキー無しのコンパクトキーボードですが、よく使うファンクションキーやタッチパッドも用意され、本格的なタイピングにも利用できます。硬性もしっかりしていて程よいタイプ感です。キーピッチは狭い部分で約 15mm、キーストロークは 約1.2mm です。


(ここからは私個人の感想を含みます)SONY Mobile が専用キーボード BKB50 を出してきたのは、SONY 本体を取り巻く状況の変化と、SONY Mobile の今後の戦略が見え隠れしていて、とても面白いと感じています。

まず、顧客ニーズはここ数年で確実に変化してきています。ここ数年でノート PC の売上が減少し、タブレットに置き換わっているという調査結果が報告されています。ノート PC が軽量コンパクトになり、一方タブレットが高性能になってくると両者の垣根は段々と低くなっていきます。SONY Mobile でもタブレットの購入理由がパソコンの代わりであることを認識しており、今回 BKB50 の開発に繋がったと言っています。


ではタブレットの販売が好調かというとそうでもありません。タブレット市場で人気のある Apple iPad でさえ、2015年の売上が前年比で半減しているという報告もあります。1人 1台のスマートフォンと違って、元々タブレットには 1家に 1台程度の需要しかなく、既にタブレットを購入する層には浸透してしまったのだと思います。元々スマートフォンよりも CPU、メモリ、バッテリーに余裕を持って開発されているタブレット機種が多く、買い替え需要もあまり高くありません。

そこで重要になってくるのがノート PC の代わりに使えるという点です。ノート PC の買い替え需要は 4年程度と言われており、今年 2015年は 2009年~2011年に販売された Windows 7 パソコンの買い換えが本格化しています。Windows 7 からの買い替えですと Windows 10 を選ぶのが順当ですが、iOS/Android タブレットに買い換える層もかなりいると見込まれています。

そう考えると Xperia Z4 Tablet + BKB50 キーボードの組み合わせで使える PC Style UX は結構魅力的です。一般的な Windows タブレットに比べるとディプレイやバッテリー性能面で有利ですし、いい狙い目なんだと思います。


もう一つ、SONY 本体から PC 開発部門が独立したのも大いに関係があると思います。従来であればノート PC VAIO シリーズと Xperia タブレットシリーズはちゃんと住み分けされており、VAIO のシェアを Xperia が奪うなど許されなかったと思いますが、別会社になった今ではそんな風に縛られる必要はありません。元に VAIO 株式会社の方は Xperia スマートフォンと競合する VAIO Phone なんて出していましたしね。

という訳で、「ノート PC のように使える Android タブレット」は今 SONY Mobile がもっとも力を入れるべきエリアなんだと思います。実際使いやすいし、ビジネスユーザーに訴えるポイントも有り、結構面白いと思っています。今後どう展開されていくか、楽しみです。