海外版の Xperia arc LT15i 向けに Android 4.0 Ice Cream Sandwich の配信が始まったようです。国内版の Xperia arc SO-01C にはまだ配信されていませんが、この機種はハードウェアがほぼ同じなので海外版のファームウェアをそのまま適用することも可能です。
私は責任を負うことができません。ご理解いただける方のみこの文章をお読み下さい。
1. ツールをダウンロード
Bootloader Unlock していない場合は FlashTool を使ってファームウェアを書き込むのが一番簡単です。FlashTool は xda-developers forum のスレッド Xperia Arc Android Development でダウンロードすることができます。最新バージョンは 0.8.0 のようです。
2. ファームウェアをダウンロード
ファームウェアイメージには 2種類ありますが、FlashTool を使う場合は .ftf イメージを使用します。Android 4.0 ICS の ROM は xda-developers forum の別のスレッドに落ちているような気がします。最新バージョンは「LT15i 4.1.B.0.431 Generic World FR」のような気がします。この辺は自己責任でどうぞ。
3. Android SDK をインストール
Android SDK をインストールしていない場合は、Google の 公式サイト からインストールします。
- android-sdk_r18-windows.zip をダウンロードしてインストールしたい場所に解凍
- SDK Manager.exe を起動して必要なパッケージをダウンロード (Extras -> Google USB Driver を忘れずに)
4. Sony Ericsson Update Service をインストール
SEUS をインストールしていない場合は、こちらの記事 を参考にインストールしてください。
- Sony Ericsson Update Service をインストール
- Xperia arc にUSB ケーブルが接続されている場合は一旦外す
- Xperia arc の電源を切って 10秒以上待つ
- Back ボタンを押しながら USB ケーブルで PC と接続する
- デバイスマネージャで「SEMC Flash Device」が接続されていることを確認
5. ファームウェアを書き込む
必ずバックアップを取って下さい。
- FlashTool をインストール
- ダウンロードした .ftf ファイルを FlashTool の firmware フォルダに移動しておく
- FlashTool を起動
- Flash ボタンをクリック
- Flash mode を選択して、先ほど解凍した .ftf ファイルを選択
- Xperia arc にUSB ケーブルが接続されている場合は一旦外す
- Xperia arc の電源を切って 10秒以上待つ
- Back ボタンを押しながら USB ケーブルで PC と接続する
- 書き込みが始まったら Back ボタンを離す
書き込みが終わったら USB ケーブルを外して再起動します。成功すれば起動ロゴが Sony Ericsson -> SONY に変わっています。ファームウェア書き換え後の最初の起動は非常に長い時間が掛かりますので、しばらく放っておきましょう。
6. 設定を変更
海外版のファームウェアを書き込んだので最初のメニューが外国語になっていますが、慌てずに「日本語」を選択しましょう。これ以降のメニューはすべて日本語で表示されますので安心して下さい。
Xperia arc は 1年以上前の端末でシングルコア、RAM も 512MB と十分ではありませんが、かなりサクサク動いているように感じます。SONY の中の人達、相当頑張ったのでは無いでしょうか。ちなみに Android バージョンは 4.0.4 でした。root化はまた明日。
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